2021年6月15日(火)
内と外のつながり
住まいのご提案の中では、家の内の間取りや仕上げだけでなく、外部とのつながりを大切にしています。
テラスやウッドデッキといった内と外の中間地点を設けることで、暮らしが家の外側へも自然に広がっていくような、そんな家づくりをご提案しています。
長岡市花園南のモデルハウスは、キッチンから外部のテラスへ、連続する土間が特徴的な住まい。
植物を置いたり、ワンちゃんの遊び場にしたり、自転車やスノーボードなどアウトドアの道具を手入れする場所にしたりと、いろいろな使い方ができる屋内の土間。
家の内に居ながら半外のような感覚で使える場所になっていて、ここに立つと自然と外の庭木や空へと視線が向かい、雨の日や家にこもりがちになる冬も、外を近くに感じながら過ごせる開放的な空間となっています。
外とのつながりの作り方にも様々な形が考えられますが、こちらは一段下がった土間とは対照的に、窓の手前を小上がりにした形。
窓下を少し立ち上げることで、室内に包まれるような落ち着きが生まれています。
小上がりがある分、外から見た時のデッキが高くなるため、2段に作り庭との高低差を緩和。
植栽を植え込む際もやや土を盛り、庭の緑が室内からの目線と合うよう計画しています。
こちらも2段のウッドデッキがある住まい。
ただ、室内に小上がりはなく窓下がフラットにデッキへと続く掃き出し窓となっています。
自然豊かな広い土地、庭仕事の機会も多い暮らしに合わせ、外とより行き来がしやすいよう計画した住まいです。
ウッドデッキではなく広いテラスのある住まい。
お天気のいい日はこんな風にテーブルと椅子を出して、外で食事をするのも何だか特別な感じがして楽しいですね。
室内から見ると、L字型に並ぶリビングとダイニングがテラスを囲み、テラスがリビングの延長のように感じられます。
テラスやデッキ、庭の外部には板塀を設けることもおすすめです。
分譲地など一般的な住宅地では庭が通りや隣家に面することがほとんどですが、板塀を設けることで外部からの視線がほどよく遮られ、気兼ねなく過ごせるスペースが広がります。
また、テラスやデッキに軒が架かる場合には、その位置によって外観の印象も変わってきます。
下屋のある住まいからはどことなく落ち着いた日本の家らしい雰囲気を、
2階の屋根がそのままデッキやテラスの上まで伸びる場合は、縦のラインが強調されてすっきりとシャープな雰囲気を感じるように思います。
家の内側を充実させるだけでなく、外とのつながりを一緒に考えることで、暮らしも気持ちも広がるような住まい。
プランニングの際にはぜひご希望や暮らし方をお聞かせください。
/hasegawa