2020年1月19日(日)
キッチンの間取りいろいろ
住まいの中での家族の距離感や居心地をつくる上で、間取りの検討は大切なポイントです。
特にキッチンとリビング・ダイニングの位置関係は、皆が毎日が過ごす場所なだけに、迷われる点でもあると思います。キッチンは対面か独立か、オープンか手元を隠すか、ダイニングはキッチンの前か横か…などなど。
日頃のくつろぎ方や、誰がどれくらい料理をするかなどを想像しながら皆さんそれぞれに配置を考えられると思いますが、そんな時にアイディアが膨らむ施工例を今回はご紹介します。
【1 対面・セミオープンキッチン】
何かと散らかりがちな手元をほどよく隠しつつ、キッチンからリビング・ダイニングへ目が届くセミオープン型。
対面キッチンの良さは、作業中も家族の様子が見えてコミュニケーションが取りやすいところですね。
写真のような形だと火元の前に袖壁があるので、対面キッチンでも料理中の匂いなどが比較的スムーズにフードへ流れ、気になりにくいという利点もあります。
同じく手元に立ち上がりがある場合でも、こちらのようにフードの前がオープンで立ち上がりが低めだと空気はキッチン以外へやや流れやすくなりますが、視覚的にとても開放感が出てきます。
【2 セミオープン・ダイニング横並び】
1とキッチンの形は一緒ですが、ダイニングをキッチンと横並びに配置したパターン。
横並びの配置だと配膳がとても楽ちんなので、この配置にしたらお子様も片づけを率先してやってくれるようになった!なんていうお声も伺いました。
【3 壁付けキッチン】
壁側にキッチンを配置したパターン。
家電や食器収納の場所にもよりますが、写真のようにダイニングテーブルを置くと、対面キッチンより比較的小さいスペースにキッチン+ダイニングが納まるため、LDK全体を少しコンパクトに作っても空間に広がりを感じることができます。
またこちらのように壁側にキッチン、ダイニング側に家電収納のカウンターを設けると、一間の四角いLDK空間の中でもキッチンに独立性が感じられるようになります。
【4 独立キッチン】
こちらはCGですが…
対面ではなくキッチンをLDとやや区切り、独立させたパターン。
匂いや音は一番他へ伝わりにくく、集中して料理をする時間が好きだという方にはおすすめの配置です。
【5 オープン・2列型キッチン】
手元を隠さずフラットに。キッチン自体も家具のように見せる形。
2列型のキッチンはコンパクトな横幅に納まるので、ダイニングは横並びにしたいけれどスペースに限りがある場合にも活躍する配置。
フラットなキッチンは、人が集まって料理するような機会が多い方にもおすすめです。
ちなみにモデルハウスは…
長岡が5のオープン・2列型。
見附は1の対面・セミオープンです。
お好みや暮らし方次第でどれが正解ということはなく、キッチンの配置例もこれだけではありません。
プランニングの際にはぜひ皆さんの暮らし方やご希望をお聞かせください!
/hasegawa