私たちが考える
モデルハウス
キッチンのある土間からテラスへ、庭へ。
土間空間を介して内と外がゆるやかにつながるモ
住む人とそこにある暮らしを外部から守ることは、家の最も基本的な役割。地震大国と言われる日本の家は、万が一起こり得る大きな地震を想定した強度を持ち、防風や雪などの力にも十分に耐える構造であることが必要です。安心・安全な住まいのために、根拠をもって構造の確かな強さを実現しています。
屋根に雪が積もった場合の荷重は非常に大きく、新潟の家で耐震性能を検討する場合、積雪荷重を同時に考えることが不可欠です。イエライフの家づくりでは積雪を十分に考慮し、その上で全棟が耐震等級2・または3となるよう設計しています。
木造2階建て以下の小規模な建物は建築基準法上構造計算が義務づけられていませんが、構造の安全性を確実にするため、全棟について木造建築物電算プログラム認定の構造計算を行っています。
壁量計算、壁の配置計画、接合部の強度、床倍率、基礎の剛性等の項目を詳細に検討し、耐震・耐雪・耐風の安全の根拠を明確に示します。
建物を長期にわたり安全に支えるためには、強固な基礎を築くことが欠かせません。不動沈下への耐性や防湿性に優れたベタ基礎を基本に、計画ごとの条件に合わせて布基礎も選択し、最適な基礎の計画を行います。ベタ基礎の施工では基礎のベースと立上がりを継ぎ目なしの一体打ちとし、床下エアコン暖房を採用した際の暖かい基礎内へのシロアリ侵入リスクに対しても、万全の対策を行います。
中越エリアをはじめ新潟の平野部では軟弱な地盤が多く、建物の構造だけでなく地盤についても適切な対策を行うことが必要です。
建築に際しては、計画地の複数箇所でスウェーデン式サウンディング試験による地盤調査を行い、その結果に基づいて最適な地盤改良工事を実施。第三者保証機構による地盤補償は最長20年に及びます。
気候変動の傾向が顕著になってきた昨今、エネルギー消費量の削減に取り組み、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量を減らすことはますます重要な課題となってきました。また、新潟の厳しい冬をあたたかく、蒸し暑い夏を涼やかに、少ないエネルギーで快適に暮らせる家をつくるには断熱・気密の性能を高めることが欠かせません。外の気候をおおらかに受け入れながら心地よく暮らすために、その暮らしの先に持続可能な社会があるように、国の基準を大きく上回る省エネルギー性能をイエライフの標準としています。
「高気密・高断熱」という言葉は住宅を考える上ですでに当たり前に耳にする言葉となっていますが、どんな性能なら高気密・高断熱と言えるのか、現在でもまだあいまいなところがあります。私たちは、新潟のこの地で快適に暮らすための断熱性能とコストのバランスを常に考え、性能を数字で把握することで快適さの根拠を明確にしています。
UA値は家の外壁・天井・床・開口部など(=外皮)を通して内部から外部へ伝わる熱の大きさを表す値、C値は家の隙間の大きさを表す値で、どちらも小さい方がより高気密・高断熱と言えます。イエライフでは、国の断熱性能等級を大きく上回る基準を示す「HEAT20」の指標に基づき、G1水準以上の断熱性能を標準として提案しています。
HEAT20 G2以上 / UA値0.34 W/m2K以上
HEAT20 G1~G2 / UA値0.48 W/m2K以上
外壁の充填断熱と天井断熱にはセルロースファイバーを採用。セルロースファイバーは専門の技術者によって施工される断熱材で、隙間やムラのない確実な施工、優れた防露・調湿性、高い防音性といった特徴を持ちます。
また、外壁に付加断熱を行う際にはフェノールフォーム保温板を使用。こちらは熱橋が出来にくく、施工時の条件に仕上がりが影響を受けにくい断熱材です。施工する箇所に適した断熱材を選択し、計画だけでなく施工段階で断熱性能が確実に発揮されることも大切にしています。
外壁に比べ開口部は厚みが取りにくい分、家の外皮の中でも熱損失が大きくなりやすい部分。窓や玄関ドアの断熱性能は家全体の断熱を考える上でとても重要です。
サッシは、アルミに比べ非常に熱が伝わりにくく結露しにくい高性能樹脂サッシを基本として使用。ガラスは空気よりも熱を伝えにくいアルゴンガスを封入したペアガラスを基本に、必要に応じてトリプルガラスの提案も行います。
床下の基礎内にエアコンの温風を吹き込ませ、一台のエアコンのみで足下から家全体を暖かく保つ「床下エアコン」の仕組みを、ライフスタイルや個々の計画に応じて採用しています。
【床下エアコン暖房の特徴】
・床下から低めの温度で家を温めるため、足下からほんのりと心地よい暖かさになり室内の温度差が少ない。
・冷暖房の風が直接人に当たりにくく、一部だけ冷える・熱くなる不快感が少ない。
・1階・2階の空気が循環する吹き抜け空間と相性が良く、開放的な間取りをつくりやすい。
・一般的な壁掛型エアコンを利用するため、他の全館空調や床暖房の仕組みに比べてイニシャルコストを抑えられ、交換や修理のメンテナンスにも対応しやすい。
木と自然の素材を生かした家を、
確かな技術で施工します。
住まい手と土地を結ぶ家をつくる
設計のこと。